マッキャン・ワールドグループのIPG Women’s Leadership Networkが 国際女性デーを記念したイベントを開催。今の時代における「メッセージの発信」についてパネルディスカッションを実施した。

【2025 年3 月25 日︓東京発】

(株)マッキャン・ワールドグループ ホールディングス(本社︓東京都港区、代表取締役CEO︓ジー・ワトソン)のIPG Women’s Leadership Network(以下WLN)は、国際女性デー(以下IWD)にあたり、小学館取締役、兵庫真帆子氏、UN Women(国連女性機関)日本事務所コミュニケーション・アドボカシー担当でアンステレオタイプアライアンス(以下UA)日本支部リードの市川桂子氏、株式会社三越伊勢丹執行役員、嘉納亜紀子氏をお迎えして「Celebrate All Your Choices どんな選択も、私だけのハッピーエンド」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

このコピーはマッキャンエリクソンが、伊勢丹新宿本店の店内イベント(3月8日~18日)向けに開発したもので、女性にとって伊勢丹が、「自分の生活を豊かにしてくれるモノに出会える場所」であり、そんな場所で国際女性デーにあたり、どんな選択肢を選ぶ女性も輝くように応援するメッセージを発信したいという伊勢丹の想いをコピー化したものです。

イベントに先立ち、DE&I に関連した社内の意識調査を行い、社内の「公平性」や「働きやすさ」について社員の意識を測るとともに、DE&I をめぐる社会の変化、当事者である女性の意識の変化についてマッキャン・ワールドグループ独自のグローバル調査ユニット「McCANN TRUTH CENTRAL」が実施した「Truth About Ascending Asia 」調査(2024)の結果などから、現在位置を確認しました。

現在の日本における「ジェンダー」に対する意識は急速にアップデートされ、「家庭内でのジェンダー平等が最も重要」(71%)、「子供をジェンダーニュートラルな方法で育てたい」(54%)といった項目が、過半数を超え*1、「Z 世代の約6 割が学校でジェンダーに関する授業を受けている」*2 など、特に若い世代での価値観のアップデートが進んでいることが分かりました。その一方で、「社会階層における自分の地位に満足している」*3 という項目については、「はい」と回答した女性が47.6%、男性59.3%と11 ポイント以上の差がつくなど、意識と現状にはまだ開きがあることもわかりました。社会の価値観が急速にアップデートされていく半面、実情が伴っていないという側面があり、そのギャップの中でストレスを感じる女性が多いことも、マッキャン・ワールドグループのIPG Women’s Leadership Networkが国際女性デーを記念したイベントを開催。

今の時代における「メッセージの発信」についてパネルディスカッションを実施した。

当事者が発信するSNS の投稿などからも「DE&I」疲れ、「女性活躍」や「女性の社会進出が正」とするような論調に抵抗感を持つ人が少なくないことも分かってきました。

このような中で、常に女性にエンパワーメントを提供する女性メディアや、多くの女性顧客や社員を抱える百貨店の、女性とのかかわり方、メッセージの発信の仕方などに変化があるのかどうかなどを伺いました。

兵庫氏からは、小学館が発行する30 代女性をターゲットとした「Oggi」の読者は、多すぎる選択肢に戸惑いを感じる、家庭内の男女平等が進まないといったジレンマを抱えながらも、一部の読者たちはそういった状況を踏まえた上で自分の人生をマネージメントしようという意識を持つ人が増えている、またより若い世代をターゲットとした「CanCam」の読者では男女平等が当たり前のこととして捉えられ、より自然に受け止めているという共有を頂きました。

また職場の7 割が女性だという三越伊勢丹の嘉納氏からは、「女性らしさ」といったステレオタイプを打破していこうという姿勢を「新しいファッション=ライフスタイル」という形で店頭で表現することは、三越伊勢丹が以前からやってきたことで、今回の「Celebrate All Your Choices」というメッセージは、三越伊勢丹の企業としてのDNA でもあり、それはこれからも続くものであるというお話しを頂きました。

また広告やメディアからステレオタイプの撤廃を目指すUA 日本支部で活動する市川氏からは、「DE&Iについて世界には様々な揺り戻しがある今こそ、企業としての取り組みの真価が問われていると感じる企業も多い」そして「広告やメディアが果たす役割は大きく、生活者の思考に与える影響も計り知れない。だからこそインクルーシブな社会の実現に向けてUA からもっとポジティブなメッセージを発信し、前向きな変革を起こしたい。」というお話でした。

今回、「Celebrate All Your Choices どんな選択も、私だけのハッピーエンド」とそのマニフェストを制作したマッキャンエリクソンのシニアコピーライター坂東は、「300 程度の文字数の中で、店頭にいらっしゃるお客様と、店頭で働く皆さんのモチベーションになるものにしたい、と思ってこのコピーを書きました」「鼓舞するとか応援という言葉ではなく、『どんな選択をしても大丈夫』ということを伝えたかった」、と述べています。

このディスカッションを通して、多様な世の中になってきたからこそ、メッセージを発信する側が、思わぬ形で人を傷つけてしまう可能性があることを心に留めていくことの大切さを確認しました。

WLN では今後も、誰もが自分らしく輝ける職場を目指し、活動を続けるとともに、広告会社として世の中に送り出すメッセージからステレオタイプを排除し、これからも人々の暮らしや心を豊かにしたり、エンパワーするクリエイティブを送り出していきたいと考えています。

マッキャン・ワールドグループ ホールディングスのCEO であり、WLN ジャパンの創設者の一人でもあるジー・ワトソンは、次のようにコメントしています。 「恒例となった弊社のこのイベントに、今年もこのような素晴らしいゲストをお迎えし、お話を伺えたことは社員だけでなく私にとっても、良い刺激になりました。国際女性デーは我々が立ち止まって振り返り、これまでのプランや成果を見直す機会になります。WLN の活動も7 年目を迎え、その活動の認知や意義が少しでも社内で評価されていることを嬉しく思います。そして今日は改めて弊社の女性社員を称え、認め合い、力を与える特別な日であると考えています。今後さらに弊社のクライアントとも連携して、女性にとっても誰にとっても自分らしく輝けるような社会に貢献していきたいと考えています。」

日本のWLN のチェアパーソンの森貴枝子は、次のようにコメントしています。「今年も国際女性デーを記念して、このような素晴らしいゲストスピーカーをお迎えしてイベントを開催できたことを嬉しく思います。

今回は三越伊勢丹様のお仕事をきっかけにディスカッションを進めました。その中で改めて広告会社としてメッセージを発信する責任を感じることができました。」

WLN は、当グループが所属するインターパブリックグループ(IPG)が2007 年に米国で立ち上げた組織で、IPG における男女平等の推進、および女性のキャリア機会の創出を目的とする有志団体(WLN/ウィメンズ・リーダーシップ・ネットワーク)です。

日本では、2018 年にWLN Japan を発足し、日本にオフィスを持つIPG 傘下のエージェンシー間を越えて様々な活動を実施しています。その活動は、男女平等の必要性の認知、理解を深めるセミナー、ワークショップ、女性をサポートするメンタリングプログラムやコンフィデンスビルディングのプログラム、ウェルビーイング等多岐に渡ります。

以上*1, 3: マッキャン・ワールドグループ独自のグローバル調査ユニット「McCANN TRUTH CENTRAL」が実施した「Truth About Ascending Asia 」調査(2024)調べ*2: Shibuya 109 Lab.データマッキャン・ワールドグループ(MW)について

インターパブリックグループ(NYSE: IPG)傘下のマッキャン・ワールドグループは、世界有数のクリエイティブ・ソリューション・カンパニーです。マッキャン・ワールドグループは、「ブランドが人々の生活の中で意味のある役割を果たせるようお手伝いをする」という使命のもと、100 カ国以上のオフィスが結束しています。また、マッキャン・ワールドグループは、2022 年度のエフィー賞で、4 年連続、「世界で最もクリエイティブ効果の高いマーケティング・サービス企業」に選ばれています。マッキャン・ワールドグループは、McCann、MRM、CRAFT、FutureBrand、RafterOne の各エージェンシーから構成されており、モメンタム・ワールドワイド、ウェーバー・シャンドウィック、UM をパートナーとして、マーケティング全般にわたるソリューションを提供しています。日本では、1960 年12 月末の設立以来外資系日本系のクライアントとお取引いただいている日本有数の外資系グループです。http://www.mccannwg.co.jp/

アンステレオタイプアライアンスについて

2017 年にカンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルにて発足したUnstereotype Alliance(アンステレオタイプアライアンス)は、UN Women(国連女性機関)が主導する、メディアと広告によって有害なステレオタイプ(固定観念)を撤廃するための世界的な取り組みです。企業の広告活動がポジティブな変革を起こす力となり、社会から有害なステレオタイプを撤廃することを目的とし、持続可能な開発目標(SDGs)のうち、特にジェンダー平等と女性・女児のエンパワーメント(SDGs 目標5)の達成を目指しています。国内においては、「日本支部」が2020 年5 月に設立され、現在の企業や団体が参加しています。

この件に関するお問合せ先:(株)マッキャン・ワールドグループ ホールディングス コーポレート・コミュニケーションズ

森 貴枝子 Tel: 03-3746-8350(直通) e-mail: kieko.mori@mccannwg.com

関根 典子 Tel: 03-3746-8340(直通) e-mail: Noriko.sekine@mccannwg.com